体験記3
私は2回程、前世退行催眠を受けました。
1回目はあまり深い催眠状態に入れなかったようで、はっきりとは分からない、曖昧な点が多かったのですが、それでも2つの前世を見ることができました。
初めに浮かんだ情景はヨーロッパ。
山間の緑豊かな田舎で、白い木造の小さな家と澄み渡った青空がパッと目の前に広がりました。
私は金髪の16歳の女の子でした。
その家の中に入ると、キッチンに食事の準備をする母、ダイニングテーブルに父、そして弟がいました。
静止画像で、細部まではよく見えない感じでしたが、ごく普通の、幸せな家庭に育った女の子という感じでした。
次に自然と別の前世に飛んで行ってしまい、辿り着いたのは日本の山形でした。
ここでは全てがアニメーション調に見えました。
私は男性で、百姓をしながら妻と二人暮らしをしていましたが、妻を幸せにする為、貧しいながらもただひたすら真面目に一生懸命働いていました。
ヒーラーの方の誘導で、死ぬ最期の場面に行くと、寝ている私の傍らで泣き続ける妻は「幸せだった」と私に感謝をしているのが分かりました。
私はそんな妻の気持ちに満足感をおぼえると共に、ヒーラーの方の「最期に言いたい事は?」という問い掛けに対し「子供が欲しかった」と言っていました。
そこで今生の私の目的は子供を持つ事なんだと確信したのです。
2回目に受けた前世退行催眠では、1回目に受けた際、初めに見えた情景と全く同じ場所に行き着きました。
今度は前回に比べ、より細かく色々な事が分かりました。
場所はスイス若しくはオーストリアでした。
前回見たのと同じ、山間の緑豊かな土地に木造の小さな我が家。
私も家の中にいる家族も前回見た通りでしたが、なんと父は現在の父、母は現在の祖母、そして弟は現在の母だったのです。
容姿は違えども、はっきりとそう分かりました。
私はおてんばで、大好きな家族と共に伸び伸びと幸せな少女時代を過ごし、やがて結婚します。
その結婚相手は、現在私が大好きな男性でした。
結婚後は実家のある山の麓の小さな町で暮らし、1年後に男の子が生まれました。
それは現在の私の妹でした。
決して裕福ではなかったけれど、私は家族に尽くし、時計の部品工場で働く真面目な夫と、可愛い息子と、家族三人とても幸せでした。
ヒーラーの方の誘導により最期の場面に行くと、実家の両親、そして夫は既に亡くなっており、弟と息子はそれぞれ家庭を持ち、私はシワシワのおばあちゃんとなって一人で暮らしていました。
暖炉の前でロッキングチェアーに揺られながら、恐らく老衰でもうすぐ息を引き取る私は、家族を大事に、家族の為に生きてきた自分を振り返っていました。
そして次に生まれ変わったら、もっと自分のしたい事、自分自身を高める事にチャレンジしようと思っていました。
今生でのもう一つの目的がここで分かったのです。
私はこの前世退行催眠という経験を経て、現在の両親の元に生まれ、この家族と共に生きている理由、そして今生での目的が分かりました。
前世でも現世でも、良くも悪くも特別大きな出来事は見当たらず、現世の私はそれを平凡、平坦な人生だと思っていました。
でも、それが一番幸せなのかもしれないと日常に感謝し、今も私の周りにいてくれる家族にも、改めて感謝しています。
今後自分がどう生きていくのか、何をすべきなのかについても、漠然としていたものが、少しずつはっきりとしてきたように思います。
今生が少しだけ愛しく、キラキラと感じてきました。
とても貴重な経験をさせて頂きました。
どうもありがとうございました。